軽量タイプの登山靴・気になる靴選び
@目的に合わせて使い分けする。。一般的な話として ソ−ルの硬さや形状で使い分けるのがよい(ソ−ルで選ぶ)。
底の薄型軟目タイプは、フィット感もよく歩きよいが劣化も早い。一年ごとに底のヒビ割れをチェックする。底面のフラットタイプは スパッツの装着に難がある。
日帰りハイクには 歩きやすいウレタン薄底軟目タイプがお勧め。
底の厚さに関係なく作りが固い(ハ−ドタイプ)は 積雪期や重量登山に向く。
写真・ガルモントゴア・薄型軟目タイプ(ハイカット)
Aサイズも重要。経験的に一段上のサイズを選ぶことにしている。きちきちサイズは、長時間歩くうちに足に圧迫を感じるようになる。特に下りでつま先を痛めやすい。甲の調整は、ソックスや底敷(インソ−ル)で足に合わせるとよい。インソ−ルのタイプも多種ある。購入時に装着インソ−ルが厚いタイプは 差し替え調整が比較的楽。
Bウレタン底も年とともに改良されてはいるが、軽さが特徴。靴も道具の一つと考える(消耗品)。
Cゴアテックスは 表面の撥水性がなくなると性能は極端に低下する。ゴアは万能と思われやすいが 撥水性能の経年劣化は防げない(雨具も同様)。
D人に個性があるように 足にも個性がある(左右が違う)。靴メ−カ−にも個性がある。まずはやわらか目の靴から選んでみるのが無難(無雪積期)。。
蛇足だが 硬い靴ほど足首に負担がかかる。最初から硬い靴を選ばない事。人の勧めは 参考程度がよい。
登山道具も時代と共に改良され新素材の製品も多い。上手に使えば快適な登山も可能。。
お気に入りの靴なら程度にもよるが修理(ソ−ル張替え)も検討するとよい。
私の場合は、長年革製のものを使用してきた。ロ−バのチベッタなどは実に丈夫で、底も張りかえたりしてきたが、内張りがすり切れて靴ヅレでついにあきらめていた。
登山初期の頃 革製の軽い登山靴をはいた事がある。大山を経て大休峠から甲ガ山を越えた下りで片方の底がはがれてしまいタオルでしばり船上山まで下山した記憶がある。靴選びは重量や回数に合わせて選ぶことが大事とそのときは思った。その後、当時流行のナイロン製のキャラバンシュ−ズも試してみた。。がこれは底の縫い目がすぐに破れてしまった。靴は身体を支えるとともに地面と直接向き合う物なので 目的に合わないとケガにつながる。。
以来、ヘビ−タイプの靴をはくようになった。ロ−バの他に京都のムラカミでオ−ダ−を造ってもらい、ロ−バと交互にはいてきた経緯がある。
ロ−バは カカトの内張りがほころんで靴ズレしだしたので履くのをあきらめていた。。 最近ネットで革登山靴修理のHPを見て 35年以上経つ靴の修理を依頼した。 修理可能と聞いたので 念願の修理に出した(07/10)。。一ケ月ほどで待望のロ−バ靴修理完了(07/11)。早速、ミンクオイルと防水オイルで丹念に磨きをかける。。ビブラムソ−ルは二回目の交換。靴も履きすぎると型崩れはいなめない。
靴修理「ナカダ」はこちらです。
修理された京都・ムラカミの登山靴
ムラカミ靴は ロ−バの予備で作ったもの。登山靴一足では痛みも早い。ロ−バの底が減り始めた時点で購入。こちらは30年くらい使用。。最近流行のゴア登山靴購入まで常用していたもの。底減りと内張り破れで修理(08/11)に出した。。ビブラム底張替えと内張り補強でこれからもまだ現役に。。大事な宝物のような靴。。(京都ムラカミは昨年(07・春)閉店)。。最近は資源の有効利用もあいまって再生品の時代になり昔の道具がよみがえるようになりました。
皮の登山靴は水に弱いのが難点、特に残雪期は不向きだが ワックスで磨いた革靴は愛着も出る。状況をふまえながら使用すると楽しさ倍増。。数日前から靴にワックスかけて準備するのも登山の楽しみの一つです。。重さは気にならないが ただ履きなれないと足が靴に負けるようになる。。
昨年の夏(02・夏)、始めて流行のゴア軽量靴を購入して無雪期用にはいている。2年もするとサイドのラバ−にヘタリが見れる。接着が離れ始めると限界か。4年目で新しく買い換えることにした(底の薄いウレタン靴は軽くて歩きやすいが3年くらいで底にヒビ割れが出て限界に。軟い薄底ほど劣化(2年)が早い)。。ウレタンは使用と関係なく経年劣化が早い難点がある。。
コンロの話。キャンピング道具の一つに、コンロがある。1960年代のころは、ラジュウ−スと呼ばれる輸入物のコンロが流行していた。重くて、扱いもめんどうだ。あの面倒さと炎の音が魅力でもあった。
写真中央は、スベアと呼ばれる灯油コンロ(スエ−デン)。最近は、携帯ガスコンロ(写真左)が一般化している。手間いらずで使いもかんたん安全性も高い。ガスコンロは 車に積んでおくと飲食に便利だ。。コッフェルとラ−メン・コ−ヒ−に水は 常用品である。。
昔の話だが、携帯用のアルコ−ルコンロ(写真右)を良く使っていた時代もあった。コンパクトで軽いのだが、湯沸に時間がかかるのが難点。シンプルだから故障もない。。
携帯GPSの話。最近は、小型GPSの普及で携帯電話などにも搭載される。場所の特定に役立つ便利な小物。地図上にないポイントなどには 参考数値として大いに役立つ。木が茂った林の中では 正確な数値が出にくくなるなど 場所によっては 使用に制約もある。どうしてもと言うものではないが あると便利。
ザックの話。。長い目で見ると基本的には消耗品と考える。。
大きさは使用目的で決める。。日帰りなら小型で泊まりならと サイズも変えるのがベスト。。必要な物・日帰りだと水・食料に雨具が入る大きさですが 雨具を折りたたんで入れるとかさ張らないが 丸めたままで出したり入れたりできるサイズがよい。私の場合 背負いの中身は カメラ機材が大半だったので 大きめサイズで通してきた(大型70Lサイズは 三脚がそのまま入る)。。
外観がよさそうでも中の防水コ−ティングがはがれだしたらザックも交換時期と考えてもよい。。初代のミレ−なんかは 内部の防水コ−トがはがれだした時点で使用を止めた(ミレ−は記念に保管しているが防水がなくヨレヨレの状態・ザックや雨具でヨレヨレ感がでてくると防水性能としては限界)。。。。
アルミのキャリア−も色々使用してみたが 肩幅があわず長時間使用には苦労した事もある。。キャリア−の場合は荷物入れのケ−スが問題でこれも 色々やってみた。。 釣具の磯バックが軽くて丈夫なので使用可能です。。取り付けにはそれなりの工夫をこらす。。最近の磯バックは固く簡単に変形しないのでカメラザックとしても利用できる。キャリア−は 半日ていどの撮影歩きに使用(三脚の固定が楽)。写真・磯バック使用のアルミキャリア-
釣具店にはアウトドア−製品が多く色々代用できる品物も多い。。釣りのリ−ルケ−スでネオタイプだとレンズケ−スに代用できる。。釣り用の磯靴のスパイク付きもあると便利。。時には、農作業や雪かき(除雪)にも使えて重宝。。
日帰りの低山歩きだと、雨具は、ポンチョが使いよい。。ポンチョはひざ下が濡れやすいので、薄手のズボン(雨具)を用意しておく。。
一日晴天の予報でもポンチョ一枚は、必ず持ち歩くのが基本。。
服装は速乾性の物を必ず上下使用する。特に綿製の下着は乾きがおそく身体が冷える。。季節を問わず肌着の純綿は厳禁です。。
真夏でも全身が冷えてくるとケガにつながる。。1000m前後の山歩きと軽く考えて、木綿の下着で苦い経験がある(休むたびに身体が冷える)。ジ−ンズは、見た目はよいが乾燥に時間がかかるので山には不向き。山の衣服は、速乾性のある繊維がベスト。木綿は 着心地がよくどうしても・・。その時は 着替えも必要。。。ズボンも多種あるが 腰はベルトの使用が原則。歩いているうちにズレ落ちるような腰止めでは 転倒しかねない。登山の行動も考えようでは 重労働の部類に入る事もある。わかりやすく言うと フィット感と耐久性を備え持つ作業着のひとつと考えて選ぶ。最近は デザインも加味されファッションとしても楽しめて選択肢は広いが 基本は変わらない。
雨具は好みで選ぶ・特にズボンは 破れ・すり切れで痛みが早い(消耗品)。強度があると かさばり重くなる。軽くて薄いは 強度がない。防水ラミネ−トタイプで 早めの交換が無難。日帰りなら ポンチョもよい。
小物類では、指先カットの手袋が便利。写真 釣用手袋。強度があり使いよい。。
小物でも 数が増えると重くなる。使いそうもない小物は ザックに入れない。最小限 カットバンは数枚。念のため できれば包帯1巻き。 もしくは 小巻のテ−ピングテ−プか布ガムテープがあると何かと役立つ。。携帯電話は常備品となるが 電池切れでは論外。。デジカメも同様。。電池切れや壊れたらただのゴミになるので管理が大事(管理とは 見ること)です。。